南蛮図屏風

南蛮図屏風は、あざやかな色彩と、細部にわたる入念な描写で異国人の来日を伝えたもので、洋風画の技法をほとんど用いず大和絵の手法で南蛮船入港など西洋人の風俗を描いたものです。この屏風は、狩野内膳が描いた屏風をもとに狩野派の絵師が江戸時代に描いたもので、到着した南蛮船は、15917月の初めに長崎に入港したロケ・デ・メル号と推定されています。

南蛮図屏風